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東北地方で定番のお菓子を紹介

東北の定番菓子サムネイル

東北地方は、自然豊かな風土や歴史的な背景を生かした魅力的なお菓子が数多く生み出されています。

これらのお菓子は、地元住民にとって日常に馴染む味わいであると同時に、観光客にとってはお土産としての価値も高い逸品ばかりです。

今回は、「かもめの玉子」「萩の月」「エキソンパイ」「霜ばしら」「南部せんべい」といった、東北地方を代表する定番のお菓子をご紹介します。

目次

岩手県:かもめの玉子

岩手県大船渡市で誕生した「かもめの玉子」は、全国的に知名度の高いお菓子で、その魅力はしっとりとした黄味餡をカステラ生地で包み、さらにホワイトチョコでコーティングした独特の構造にあります。

黄味餡の原料には「大手亡」という白い豆を使用し、砂糖には白ザラメ、小麦粉には北東北産の「きたかみ」を100%使用するなど、素材にも強いこだわりがあります。

商品ラインナップも豊富で、定番の「かもめの玉子(スタンダード)」のほか、「かもめの玉子ミニ」「かもめのショコらん(チョコ餡使用)」「りんごかもめの玉子」「黄金かもめの玉子(栗使用)」など多彩な種類が揃っています。

また、春にはいちご、夏にはブルーベリー、秋にはくり、冬にはみかんといった季節限定の商品も登場し、一年を通じて楽しめるのも特徴です。

大船渡市にある「かもめテラス」は「かもめの玉子」の総本店として、限定スイーツの購入やカフェ「齊藤餅屋」での飲食を楽しむことができるほか、「DECOかもめの玉子づくり体験」ではオリジナルのかもめの玉子を作ることもできます。

また、「かもめの玉子」は1990年から3年連続で国際食品コンクール「モンドセレクション」の金メダルを受賞するなど、その品質の高さも広く認められています。

このように、「かもめの玉子」は丁寧な素材選びと製法、豊富な商品展開、現地での体験型サービスを通じて、多くの人に愛される岩手を代表する銘菓となっています。

宮城県:萩の月

菓匠三全様オフィシャルサイトより引用

「萩の月」は、ふわふわのカステラ生地で濃厚なカスタードクリームを包み込んだ洋菓子で、その上品な甘さと口溶けの良さから多くの人に愛されている宮城県仙台市を代表する銘菓です。

1978年(昭和53年)に誕生した比較的新しいお菓子で、その名前は仙台藩主・伊達政宗が愛したとされる「萩の花」と、仙台の美しい月夜をイメージして名付けられました。

パッケージも特徴的で、萩の花と月をモチーフにした紫と黄色の和風デザインが目を引きます。

一つ一つ丁寧に個包装されており、高級感のある箱に収められているため、贈り物としても人気です。

また、冷やして食べることでより一層美味しく楽しめるという提案も、多くの人に好評です。

「萩の月」は、仙台駅構内のお土産売り場や、仙台市青葉区の三越百貨店や藤崎百貨店の地下1階食料品売り場で購入することができます。

また、宮城県外でも百貨店の催事などで期間限定販売されることがあります。

こうした特徴から、「萩の月」は地元宮城だけでなく全国的にも高い評価を受けており、その上品な味わいと美しいパッケージで多くの人々を魅了しています。

福島県:エキソンパイ

エキソンパイは、福島県を代表する銘菓で、三万石が1960年(昭和35年)から製造・販売している長い歴史を持つお菓子です。

この菓子の特徴は、くるみ入りの餡をしっとりとしたパイ生地で包み込んだ「欧風饅頭」ともいえる独特のスタイルにあります。

パイ生地にはバターがたっぷり使用されており、豊かな風味と餡との絶妙な組み合わせを楽しむことができます。

「エキソン」という名前はフランス語で「盾」を意味しており、その形状やしっかりとした作りをイメージして名付けられました(英語の「EXCELLENT PIE」が由来ではありません)。

この名前とともに、特有のしっとり感と風味が地元や訪問者に愛されています。

エキソンパイは福島県内の三万石直営店舗をはじめ、東京、埼玉、仙台などのデパ地下やサービスエリアでも購入することができ、オンラインショップやAmazonでも手に入ります。

また、「ままどおる」と並んで三万石を代表する菓子として、福島県の定番土産の一つとなっています。

その上品な味わいと独特の食感は、手土産や贈り物としても非常に人気があります。

宮城県:霜ばしら

宮城県仙台市で生まれた九重本舗玉澤の「霜ばしら」は、冬季限定で販売される特別な飴菓子です。

その名の通り霜柱を思わせる繊細で美しい見た目が特徴で、サクサクと軽い食感とともに、舌の上でとろける優しい甘さが広がります。

この繊細さゆえに缶に詰めて提供されており、防湿と破損防止のために缶の中にはもち米を原料とした「らくがん粉」が満たされています。

食べる際には、らくがん粉をよけて霜ばしらを静かに取り出すのが正しい楽しみ方です。

「霜ばしら」は10月から4月までの期間限定で、「九重本舗玉澤」の藤崎店、エスパル店、本社工場直営店などで販売されています。

店舗によって販売開始日が異なり、2023年の例では藤崎店とエスパル店は10月1日から、本社工場直営店は10月2日から販売を開始しました。

オンライン販売も行われていますが、手作業での製造のため数量が限られており、人気商品のため品切れになることもあります。

その繊細な美しさと上品な味わいから、冬の贈り物や特別なひとときのお供として多くの人に愛される逸品です。

岩手県:南部せんべい

岩手県を代表する煎餅である「南部せんべい」は、素朴で香ばしい風味が特徴で、小麦粉、水、塩を主な材料として作られています。

スタンダードな種類として「ごませんべい」や「まめせんべい」が特に人気ですが、近年ではチョコレートやチーズを使ったアレンジ商品も登場し、多様な楽しみ方が広がっています。

南部せんべいの魅力はその軽い食感と豊富なバリエーションにあります。

おやつとしてそのまま食べるのはもちろん、「せんべい汁用せんべい」をスープや鍋料理に入れて楽しむのも人気です。

さらに、南部せんべいを使ったスイーツや料理を提供するカフェも増えており、新しい食文化として注目されています。

南部せんべいは、岩手県内の土産物店や道の駅で簡単に手に入れることができ、観光客にも広く親しまれています。

特に老舗の「巖手屋」では多彩な南部せんべいが揃っており、試食も楽しめます。

また、一部のカフェでは南部せんべいを使ったユニークなメニューも提供されており、訪れる楽しみを増やしています。

このように、「南部せんべい」は伝統的な魅力を持ちながら、現代的なアレンジによって新たな価値を生み出し、岩手県の重要な食文化の一翼を担っています。

まとめ

「かもめの玉子」「萩の月」「エキソンパイ」「霜ばしら」「南部せんべい」といった東北地方の定番お菓子は、それぞれの土地の風土や歴史を反映した逸品ばかりです。

これらのお菓子は、地元住民にとっては日常の味を彩る存在であり、旅行者にとっては東北の文化や味覚に触れる特別な体験をもたらします。

東北地方を訪れる際には、ぜひこれらのお菓子を手に取り、旅の思い出として味わってみてください。

また、お土産として持ち帰ることで、大切な人と東北の魅力を分かち合うこともできます。

東北ならではの甘く豊かな時間を楽しんでみてはいかがでしょうか。

最後まで読んで頂いてありがとうございました!
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